



八戸ブックセンターは、青森県八戸市が「本のまち八戸」を掲げて2016年に開設した、市営の書店兼、学びと交流の拠点です。
NUMABOOKSは2014年のプロジェクトの立ち上げ時からディレクターとして参画し、コンセプト設計、選書、空間づくり、運営方針の策定、採用などに至るまで、総合的に携わりました。
「本を読む人を増やす」「本を書く人を増やす」「本でまちを盛り上げる」という三つの基本方針を掲げています。人文・社会科学や芸術、海外文学など、一般の書店では手に取りにくい本を積極的に揃え、読書会や執筆ワークショップ、企画展示など多彩なプログラムを展開。読書会専用ルームや執筆専用の「カンヅメブース」など、独自の空間設計も特徴です。
また、地元書店や図書館との連携・棲み分けを重視し、公共施設としての新しいモデルを目指しました。カフェカウンターやギャラリーも併設し、市民が本を通じて集い、学び、交流できる場として親しまれています。
| クライアント | 八戸市 |
|---|---|
| アートディレクション | groovisions |
| インテリアデザイン | 田中裕之建築設計事務所 |
| 写真 | 高橋宗正 |
| 受賞 | Library of the Year:特別賞(2021) |
| 期間 | 2014~2022 ※2014年から準備。2016年開業。現在も営業中 |